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Apple創設者スティーブ・ジョブズの伝記を読んで感じたこと

最近、禅の本をよく読んでいて、禅つながりでApple創設者スティーブ・ジョブズの伝記を読みました。分厚い上下巻でしたが、本当に面白くてむさぼるように一気読みしちゃいました。

ジョブズってCGアニメスタジオのピクサーもつくってたんですね。驚き。

Apple創設者スティーブ・ジョブズの伝記を読んで感じたこと

最高のものを作って世界を変えたい

ジョブズはお金のためにものづくりをしません。

彼の望みは“最高のものを作って世界を変えたい”ただ、それだけ。

ジョブズにとって最高以外はすべてクソ。

最高を実現させるためなら、相手が誰であろうとボロクソに罵って傷つけるし、それでダメなら泣き落とし。

一切の妥協を許さないジョブズは、気に入らない点があればどんな状況だろうと納得できるまでとことんつくり直します。ちゃぶ台返しもしょっちゅうで膨大なお金が消し飛んでもお構い無し。

スケジュールが間に合わないと言われても、部下をやらざるを得ない状況にまで追い込んで強引に現実をねじ曲げ間に合わせてしまいます。

とにかく最高を実現させるためなら悪魔に魂さえ売ってしまうような勢いなのです。
マジでしびれました。

スティーブ・ジョブズの伝記を読んで感じたこと

ボクも一応、クリエイターの端くれとしてAV監督をしていた時期がありました。それなりにこだわってモノづくりしてたつもりです。しかし、ジョブズの伝記を読んで彼のモノづくりに対する精神に触れると、自分のモノづくりはなんてクソだったんだろうと反省してしまいました。

例えば、AVの撮影で女優さんが体調不良で撮影現場にやってきた場合。本当なら体調万全な時に改めて撮り直したい。でも撮影中止となると手配したスタジオ代やスタッフ費用などを女優プロダクション側が負担することになるので、簡単に撮影中止にするわけにもいかず、体調不良でも妥協して撮影するしかない。

良い作品を撮るのが目標だったのに、とりあえず形になるよう撮影完遂するのがその日の目標になる。そうやって完成した作品は妥協の産物。

自分に正直で妥協をしらないジョブズがもしAV監督なら「撤収!」と言ってその日は帰ってしまうでしょう。

ジョブズのものづくりの特徴

美の追求

コンピューターは大抵、内部パーツの設計があってそれに見合うケースをデザインしていくわけですが、アートに造詣が深いジョブズはデザイン先行で製品を作っていきます。

「こんなケースじゃ部品がぜんぶ入らない」とエンジニアに言われれば「入るようにしろ」と一喝。さらに部品の並び方など見えない部分にも美しさを求めます。

Macを組み立てる工場の壁の色や製造マシンのカラーリングまでこだわる始末。

シンプル

シンプルであることは、ジョブズの哲学そのもの。

徹底的に無駄を排除し、単純化することで真の意味や価値を見出していくのです。

デザインがシンプルなのは当たり前で、使い心地もシンプルでなければ納得しません。ジョブズは複雑すぎるものを嫌い、だれもがすぐ使えるものを好みます。

電気製品には分厚いマニュアルがつきものですが、Apple製品にはありません。

統合された垂直型

マイクロソフトのWindowsOSは、オープンな水平モデルで成功しました。

しかしジョブズは、愛情込めた作ったAppleのOSを他社のガラクタPCで動かされることが我慢できなかった。ユーザー体験の品質を均一のものにするため、ハードとソフトを一貫してつくりあげ、Appleは唯一無二のコンピューターメーカーになりました。

集中

「何をしないかを決めることは、何をするのかを決めるのと同じくらい大事なことだ」とジョブズは語ります。

ジョブズが抜けてAppleの経営が傾いた後、戻ってきたジョブズはAppleにとって必要なものを見極め、ごく少数のプロジェクトだけ残し他は全て切り捨てました。

やるべきことに集中して最高の製品を作り上げ、Appleは世界一価値のある企業に成長しました。

 

ジョブズ亡きAppleは革新的な製品を生み出せるのか?

ボクはMacとiPhoneを愛用しています。

理由としてはデザインが秀逸で持っていて満足感あるし、何より使い心地がよいから。ジョブズの伝記を読んでますますApple製品を好きになりました。

今後もできればApple製品を使っていきたいわけですが、Mac、iPod、iPhone、iPadなど世界を変えた製品は、ジョブズの最高しか認めない狂気の誠実さがあったからこそ生み出された賜物。

ジョブズ亡きAppleが世界を驚かせる製品を今後つくれるのでしょうか。

2011年にジョブズ亡くなって以降の新製品といえば2015年にリリースされたApple Watch。Apple Watchは時計市場でロレックスを抜いて売上一位になるなど大きな影響力をつくりあげています。Apple Watchが世界をあっと驚かせる製品だったかというと正直微妙ですが、ジョブズ亡き後も健闘していると思います。

Apple Watchが発売されて5年が経過しており、そろそろまったく新しい製品を出して欲しいところ。

2016年VR元年といわれ数々のVR製品が誕生しましたが、2020年現在までAppleのVR製品はなし。ジョブズが生きてたら、水中眼鏡みたいなVR機器を「クソだ」と一蹴し、VR機器の概念を覆すような製品を作ったのでは…とどうしても考えてしまいます。

ただ、Appleの思想的にはVRよりもARを志向してるようで、ARの特許はいくつかとってるご様子。

ボクはジョブズ亡きAppleの真価が問われるのはAR製品が出た時だと考えてます。

ジョブズの精神を受け継ぎ、最高の製品をつくりあげ世界をあっと驚かせて欲しいなと思います。

 

ジョブズのものづくり精神を見習いたい

ジョブズみたいなモノづくりは到底真似できないけど、ほんの数%でも彼の精神を見習って精進したいものです。

そういう人が増えれば世の中に良いモノが溢れ世界はより良くなっていくでしょう。

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