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怪しいスーパー

最近、よく利用する駅の近くにスーパーがオープンした。コンビニ二つ分程の小型店舗だが、取り扱い商品の幅は広く、他店と比べると全体的に割安感があり、さらに手作り総菜や弁当なども展開しており、独身男性にはとっても便利で嬉しいお店だ。

私も何度か利用しているが、このお店、なにか雰囲気がおかしい。店内を歩いていると違和感を感じる。

昼よりも夜のほうが従業員の動きがなんとなく良い気がするし、精肉カウンターの奥が真っ暗で恐いし、店内放送をよく聞いていると、小刻みなフレーズのループが妙にハマって洗脳されそうだし、あんまり観た事無い惣菜が置いてあるし、店舗名が古代の悪魔の名前や呪文みたいだし、看板に描かれたキャラクターがよくよく見ると悪魔に見えるし、チラシが妙に心を乱すし、悪魔の姿を隠しきれていない、人間に化けるのが下手な若手悪魔、みたいな顔をしたレジ打ちがいるし、超激安で大人気の食品には、実は悪の薬が混ぜてあり、それを食べた人間はダークサイドに堕ちていきそうな気がするし、聖水を撒くと途端に店内が廃墟と化しそうな気がするし…。

とにかく“悪魔が人間に化けて商売しているお店”という雰囲気なのだ。

その悪魔とおぼしき従業員たちは一生懸命に仕事をしている。腹の中で何を思い、どんな悪企みしているのか知る由もないが、上辺とはいえ人間に評価されようと汗を流して必死に働いている彼らの姿には感動してしまうし、かわいいなあと思ってしまう。

 

この記事は、バキュームカーという名前で個人的にやってたmixiに2010年05月07日に投稿した日記をサルベージしたものです。このころ暇さえあれば小説を読んでいて、その影響で一人称を「私」にしてみたり、「だ・である」調のかっこつけた文体になってます。

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