どうも喜多郎(@kitaroi38)です。
花粉の季節になってきました。みなさん具合はいかかでしょうか?
ボクは10年前くらいに花粉症っぽい症状が出はじめ、毎年つらい思いをしてました。
しかし、「病気が治る鼻うがい健康法」という本を読んで上咽頭の大事さを学び、上咽頭をケアする「イナバウアーうがい」をはじめたことで、花粉症の症状が激減。今では少し目が痒い程度で済んでいます。
今回は、体の体調を左右する上咽頭の重要性と、ボクが実践しているイナバウアーうがいをみなさんにご紹介したいと思います。
花粉症以外にも鼻から風邪をひきやすい方にも効果的ですのでぜひ参考にしてください。
もくじ
上咽頭炎(Bスポット)ケアで 花粉症は軽減する【イナバウアーうがい】
上咽頭炎が体調不良の原因
上咽頭に炎症を起こしていると体の不調の原因になりやすい、と「病気が治る鼻うがい健康法」の著者で医師の堀田修先生は語っています。ちなみに本書タイトルに「鼻うがい健康法」とありますが、鼻うがいに触れてる箇所はほんの一部です。
堀田先生は、もともと内科医で主に腎臓病の患者を診ていました。腎炎が発症する原因の1つに免疫システムが関わっていることが少なくないようで、ウイルスや細菌から身をまもる免疫システムを備える、鼻や咽喉に目をむけるようになりました。
腎炎を患っている患者のほとんどが上咽頭炎を起こしており、上咽頭の炎症を治すBスポット治療を行うことで、血尿が消えたり、ネフローゼ症候群の再発が起こりにくくなったりと、腎臓内科医として手応えのある治療効果が得られたようです。
このような経験を積み重ねる中で、世間ではほとんど注目されていないこの部位(上咽頭)が、免疫疾患(人間のもつ免疫システムの異常が原因で起こる病気)において極めて重要な働きをしているのだと、私は信じて疑わないようになっていきました。
加えて、患者さんからは、肩こりがなくなった、頭痛が消えた、花粉症が軽くなった、しつこい鼻づまりがなくなった、風邪をひかなくなったなどの話を聞くようになりました。
上咽頭炎を改善したことによって、関節炎、喘息、大腸炎、腎臓小、膠原病、アトピー、花粉症、頭痛、肩こりなど、上咽頭とは無関係な部位の病気が治ったことが紹介されています。
上咽頭はどこにある?
上咽頭は鼻と喉のつなぎ目部分にあります。のどちんこの裏側あたりですね。
鼻から吸い込んだ外気が喉の方へと方向を変える場所で、ほこりや細菌が滞留しやすいエリアです。
誰もが慢性上咽頭炎を患っている
実は程度の差こそあれ、すべての人の上咽頭では絶えず炎症が起こっているのです。それは上咽頭という部位の宿命ともいえる現象です。
と、本書で堀田先生は語っています。
上咽頭は空気が滞留しやすい場所で、外気とともに運ばれたほこりや細菌が付着しやすい部位です。そのため、上咽頭の表面は常にほこりや細菌といった外の刺激にさらされるため、絶えず炎症が起きてしまうようなのです。
上咽頭にある粘膜が門番の役割をしており、外気とともにやってきた細菌やウイルスを退治してくれます。その戦いこそが炎症というわけです。外からの悪者の侵入をせき止めるため、日々戦いが繰り広げられている上咽頭は、絶えず炎症が起きてしまう場所なのです。
この状態こそが慢性上咽頭炎といわれるもので、人間であれば誰もが持っている炎症なのですが、問題は人によっては体に悪さをするほどの炎症になることがあるということです。
誰しも上咽頭に炎症をもっており、人によっては症状がでたりでなかったりするようです。また、疲れがたまったり、睡眠不足などで免疫力が低下すると、上咽頭の炎症が悪化して風邪をひいてしまうようです。
ボクは風邪をひくとき、必ず上咽頭が痛くなり、そのあと発熱してました。この本を読んで以来、上咽頭に痛みを感じたらすぐケアするようになったおかげで発熱にいたる頻度は激減してます。
上咽頭のコンディションに気を配り、炎症がひどくならない状態をキープしておくことが、健康を維持する上で大切だと思います。
アレルギー症状にも上咽頭炎治療が効く
上咽頭炎を治療することで、花粉症や喘息、アトピー皮膚炎などのアレルギー疾患にも効果があると堀田先生は語っています。
私は慢性上咽頭炎の治療はアレルギーそのものを起こしにくくする治療であると考えています。つまり、上咽頭に慢性の炎症があるということが、アレルギー疾患を発症しやすい状態を作っているのではないかと考えています。
免疫学的には、上咽頭においてリンパ球の臨戦態勢の程度が高いことがアレルギーを引き起こしやすいことにつながっていると考えられています。つまり、慢性上咽頭炎が病的炎症であると、ほんの少しの刺激によってアレルギー反応のスイッチが入るのではないかと私は考えているのです。
上咽頭の炎症がひどいと、アレルギー症状がでやすい状態になってしまうようです。
Bスポット治療は上咽頭炎に激的な効果
上咽頭炎を治すにはBスポット治療が効果的であると「病気が治る鼻うがい健康法」で紹介されています。
Bスポット治療とは、上咽頭の炎症部分に1%に薄めた塩化亜鉛を長い綿棒で塗る治療方法です。
塩化亜鉛は収斂剤といわれる薬で、炎症を起こしている部位に塗ると、粘膜のタンパクを凝固して炎症をとり、被膜をつくって保護してくれます。
上咽頭炎に激的効果をみせるBスポット治療ですが、診療報酬が低いことや治療に痛みを伴うことから、医者としてはあまりやりたくない治療法のようです。
ちなみにボクも一度だけBスポット治療を受けたことがあります。
たしかに痛みはあったけどそこまで激痛ではなかったです。ただ治療後、帰りの電車でとにかく鼻水がだらだらと口の中へ垂れてきて、口いっぱい鼻水だらけになったのを覚えてます。飲み込むのも嫌なので、周りにばれないよう持参してたペットボトルに鼻水を吐き出してました。
上咽頭を整えるイナバウアーうがい
イナバウアーうがいはこの本をヒントにやり始めました。上咽頭炎を治す「Bスポット治療」でいろんな病気が改善した、という胡散臭いけどガチな一冊。 pic.twitter.com/q9X2huVyRo
— 喜多郎@キャンプとVR (@kitaro38) 2019年2月8日
上咽頭炎の治療には塩化亜鉛を炎症部分に塗るBスポット治療が効果的ですが、Bスポット治療やってる病院も少ないし、病院に通うのも大変です。
そこで、塩化亜鉛がわずかに含まれるうがい薬「アストリンゴゾール」で手軽に上咽頭のコンディションを整えよう、ってことではじめたのが、イナバウアーうがいです。
毎日やるわけじゃなく、上咽頭に痛みを感じたり、鼻の調子が悪いときにイナバウアーうがいをキメます。
これをやり始めてから、花粉症の症状は目のかゆみくらいしか出ません。風邪もひきにくくなりました。とくに鼻から風邪をひくタイプの人にはうってつけだと思います。
ただ、これはあくまでボクの個人的な民間療法であり、他の人に効果があるか不明です。ボク的には効果があるのは事実です。
イナバウアーうがいのやりかた
花粉症や風邪にアストリンゴゾールでイナバウアーうがいおすすめ。
ぬるま湯で薄めたアストリンゴゾールを口に含み、イナバウアー体勢になって上咽頭に当てる感じで20秒うがいすると効きます。
ただアストリンゴゾールが数年前に日本で販売終了となり、Amazonで買うと一本2000円で高額なのがネック。 pic.twitter.com/Jab6QYQ7hA
— 喜多郎@キャンプとVR (@kitaro38) February 8, 2019
アストリンゴゾール適量をぬるま湯で薄めます。上咽頭の状態が悪そうな時は、アストリンゴゾールを濃いめ作りましょう。水でもいいですが、上咽頭は冷やすとよくないのでぬるま湯がベストだと思います。
薄めたアストリンゴゾールを口にふくみ、イナバウアーのように上半身をのけぞらせ、上咽頭へ当てるようにうがいします。
うがい薬が上咽頭に当たってるとしみるような痛みを感じます。炎症がひどいとその痛みも強くなります。
20秒くらいうがいしたら吐き出します。炎症がひどい時は、吐き出すと茶色いかたまりみたいなのが出てきます。おそらく収斂効果によって凝固されたタンパク質だと思います。
寝る前にやると、睡眠中に上咽頭が修復されて効果的かと思います。逆に、外気にさらされる外出前は控えたほうがいい気がします。外気にさらされる前はやめといた方がいいでしょう。
アストリンゴゾールの入手方法
塩化亜鉛は日本で劇薬指定されており、塩化亜鉛がわずかに配合されているアストリンゴゾールは日本では販売されていません。
ボクはしばらく米Amazonで買ってましたが、最近では日本のAmazonで輸入業者が出品しているのでそれを買ってます。
一本2000円以上で高額ですが、米アマゾンで15ドルくらいで売ってるので、手間や送料考えたらまあ妥当な値段かと。
2019/2/22 追記
花粉症のシーズン到来で、アストリンゴゾールの値段が跳ね上がってしまいました…。
鼻うがいもあわせてやると効果的。ハナノアや生理食塩水でやれば痛みゼロです。
医学博士 堀田修 著書
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