評論家の宇野常寛さんがYouTuberカジサックから悪質な嫌がらせを受けたとツイッターで告発して騒動となりました。
その後「告発を根に持ったカジサックとそのファンから、執拗な攻撃を受けている」と宇野さんはツイッターで明かし、改めて詳しく当日の経緯も明かしました。
ことの経緯を簡単に説明すると、ホリエモン万博の大縄跳び対決みたいなイベントで宇野常寛と梶原雄太(カジサック)がゲスト出演。
カジサックが縄跳び飛べない宇野をイジリまくった。それが頭にきて宇野はイベントを途中退場した、という感じです。
宇野さんの言い分
最初に謝ります。
朝からごめんなさい。これから、あまり気持ちのよくない話題を連投します。
内容は(みんながウンザリしてること、知っていますが)カジサックの件です。
もう終わりにしたかったんですけど、申し訳ありません。書かせてください。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
僕の告発を根にもったカジサックとそのファンが、昨晩イベント当日の動画を自分たちに有利なように編集して拡散をはじめました。
そのことで、僕の側も悪いと印象操作することが狙いだと思います。
動画は前後を切りとられ、まるで僕が梶原のノリを喜んでいるかのような印象に編集されています。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
なので本当はもう終わりにしたかったし、僕にとっても不愉快な記憶を掘り起こすことだけど当日のことをある程度詳しく書くことにしました。
連投になりますが、お付き合いください。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
カジサックはあの日、冒頭から僕らのチームを見るなり「弱そうだ」とバカにしてきた。そりゃ僕はお世辞にも運動が得意には見えないだろうが…
僕はなんとか場を保たせながら、これは釘を刺さないとと考えて「お前みたいな自分より弱いヤツをみつけた途端にマウントしたがる奴は大嫌いだ」と告げた。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
しかし、梶原の言動は少しも変わらなかった。僕も前半は少しでも楽しもうと、梶原のノリに合わせようとした。
流された動画はこの部分だ。
こうして悪用されるなら、少しでも合わせるべきではなかったと思う。
もちろん僕は梶原のように身体的な特徴をイジったり、人格否定したりはしなかった。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
そして3種目の縄跳びのとき、僕はぜんぜん飛べなかった。1回はメガネが縄跳びに引っかかった。笑われたけど、この時点では特に不快ではなかった。
けれど、梶原はここぞとばかりに僕をバカにしてきた。僕の失敗をディフォルメしたジェスチャーでモノマネし、こき下ろした。
一線超えたな、と思った。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
僕は冒頭から繰り返し梶原の「イジリ」的な言動が嫌だと指摘したこと、そしてこういう言動がこの国のイジメ文化の温床なのだと告げた。
梶原は慌てて形式的に謝罪したが、すぐに「みんなが面白くなるために(宇野にイジリを)した」と開き直った。
もうこれは直らない。帰るしかないなと思った。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
梶原のいう「みんな」になぜか僕らは入っていなかった。僕はかれに生贄に選ばれて、嘲笑されるためだけに、その場にいることを要求されていた。
ここで、「空気を読んで」梶原主役のバラエティゴッコのいじられ役を甘受することは「正しい」ことなんだろうか。
そんなわけはない、と思った。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
僕らには、人間には、尊重されない場から離脱する権利がある。失礼な相手がいたら、抗議で帰る権利がある。
「場の空気」のために、マイノリティだけが我慢しなきゃいけないなんて間違ってる。「芸人」なら、バラエティならイジメが許されるなんて間違ってる。
僕は帰り、そう発信すべきだと思った。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
イベントのスタッフは真っ青になっていた。申し訳ないなと思ったが、彼らがずっと梶原の言動を黙認していたことを思い出すと、心が冷えた。
オファー時から失礼(企画変更、梶原の急遽出演などすべて事後連絡だった)なことが多かったので、余計にそう感じた。引き止めを一蹴して振り払い、帰った。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
その後はツイートした通り。
タクシーを捕まえて乗った瞬間に友人から連絡があり、急遽別件の仕事の打ち合わせに行った。
打ち合わせは充実していて、本当に帰ってよかったと思った。このことは、しっかり読者に伝えようと思った。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
もちろん、主催側に僕のギャラは全額返金することはその場で伝えた。
少し経って思い当たり、僕目当てで来た人にはチケット代も、僕のギャラから返金することにした。足りない分は、僕が自腹で出そうと決めた。
それが、仕事を降りる権利を行使した人間の責任だと考えたからだ。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
改めて、声を大にして言いたい。
誰かを貶めることでその「場」を都合よくまとめようとする奴がいる場所からは、今すぐに逃げた方がいい。
彼らのいう「みんな」に君はカウントされていない。「空気を読んで」その場に残っても、イジメが加速するだけ。次の、そのまた次の犠牲者を生むだけだ。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) February 5, 2019
当日の模様の一幕
宇野常寛さん一種目に
ここは戦場だったら蜂の巣だ!
チャンスがあるだけ有難く思えって!!ずっとお互いに言葉攻めしてたやん。
宇野さん。このノリからして大丈夫と思うやん。
キレるとか半端ないって😩#宇野常寛 #カジサック pic.twitter.com/oKfJuLCp1A
— kosei.jp (@happystar0422) February 5, 2019
動画を見る限り、まあ楽しそうにやってるように見えるけど、宇野さんはめちゃくちゃ頭にきてたんでしょう。
外野の意見
イケハヤさんは宇野さん擁護する動画をアップ。
宇野常寛VSカジサック問題について感じたこと
ボクは基本的に芸人が好きなので、どうしても芸人寄りの視点になってしまいますが感想を。
「笑い」を求めるのが芸人の本能。特定の人物が多少傷つこうが、笑いを優先するのが芸人だと思います。ギャラをもらっている以上、イベントを盛り上げて笑いを取らなければならないという使命感もある。だから笑いを取るため縄跳びヘタそうな人や、ヘマした人をイジるのは当然のことだと思います。当たり前ですが、こいつを傷つけてやろうとか、ヘコませてやろうなんて気持ちはさらさらなかったでしょう。
芸人の本能に従い笑いをとるため、カジサックがやったイジリ行為に、宇野さんは我慢ならずイベントを途中退場しました。ボクは宇野さんは宇野さんで悪くないと思う。嫌なら帰ればいいと思います。
客として見る分には出演者が怒って途中退場とか最高じゃないですか。ボクとしては予定調和なイベントよりも、人の感情があらわになったイベントのほうが緊張感あって見てて面白いし。
カジサックはこの炎上案件に口を閉ざしてる様子。おそらく吉本から釘を刺されているのでしょう。芸人としてカジサックにはこの炎上案件を笑いに変えて処理してもらいたいですね。
宇野さんは「笑いをなによりも優先するのが芸人」ということを念頭に置いて、今後のイベント出演などを考慮してもらいたいところ。
この件によって宇野さんの周りの人は気を使いますね。日常生活のコミュニケーションの1つとしてもイジリってあるでしょ。
宇野さんが何か滑稽なヘマをしたとき、「笑ったら怒らせちゃうかも…」って考えちゃいますからね。滑稽なヘマを真顔で受け止めなきゃいけない。笑ってはいけない宇野常寛状態。
まあ関係性ができてる間柄のイジリなら平気なのかもしれないけど、なかなか気を使う人だという印象を持たれてしまうでしょう。
今回の件は価値観の違いで生じた騒動だと思います。
芸人がいじって笑いをとるのは当たり前です。それを受けて嫌なら帰るのも正解。「あいつはこのレベルで気分を害するんだな」ということが周りも理解できますし。
で、価値観の違う者同士、軋轢が生まれるので近寄らないことです。
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