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VR機器や設備を無料で利用できるアドバンスドテクノロジーラボ ATL

どうも喜多郎(@kitaro38)です。

みなさんはアドバンスドテクノロジーラボ(通称:ATL)をご存知でしょうか?

アドバンスドテクノロジーラボ(通称:ATL)はリクルートテクノロジーズが運営するオープンイノベーションスペースです。登録が必要ですが、VR開発者やVRクリエイターであれば誰でも無償で設備を利用可能なんですよ。

レンタル機材はハイスペックPC、Oculus Rift、HTC VIVE、VIVE PRO 、Microsoft HoloLens、WindowsMRなど、主要なヘッドセットは大抵揃ってます。

さらにモーションキャプチャースタジオ、クロマキー撮影ルーム、VR開発大型ブースなど設備も充実! これぜんぶ無償で利用できるってすごくないですか?

今回はそんな驚きの無料施設アドバンスドテクノロジーラボ(通称:ATL)をご紹介したいと思います。VR開発したいけど機材揃えるのにお金かかるしなあ、と嘆いてるエンジニアやクリエイターのみなさんは参考にしてください。

アドバンスドテクノロジーラボATLを利用する方法

公式サイトでATL客員研究員に登録申請

アドバンスドテクノロジーラボ(通称:ATL(※以下ATL)を利用するには、ATL客員研究員(会員)として登録する必要があります。ATL客員研究員になることでATL内の設備が無料で利用することができます。

登録する人の基準は、基本的にはVRクリエイターやエンジニアの方が優先のようです。

Q. 登録可能な人の基準について

A. 当施設の設備を開発で具体的に必要とされている方や、クリエイターやエンジニアの方、それに準ずる方を優先的にご案内させていただいておりますが、まずはお気軽にご申請をお願いいたします。

ATL公式サイト「よくある質問」

とりあえず利用してみたい方はATL公式サイトATL客員研究員 新規申し込みページで必要事項を記入して登録申請してみましょう。(登録料は無料)

この登録申請だけでは正式登録とはなりません。実際に施設に訪問して正式登録の手続きをする必要があります。申請したらATL公式サイトからの返信を待ちましょう。記入した希望日時が問題ない場合、その日時に訪問し正式登録手続きすることになります。

ATLに訪問して「ATL客員研究員」の正式登録手続き

ATLに訪問してスタッフと対面で正式登録手続きをしていきます。ATLサイト上で登録した情報を確認して問題なかったらスタッフがメールを送信するので、スマホかPCでメールを受け取り確認しましょう。予約フォームにログインするためのパスワードを設定します。

次に施設や機材の説明をうけ、最後に玄関の扉を開く顔認証を登録。

ボクはメガネしてるんですが、レーシックする可能性もあるかと思い、メガネなしの顔で登録しました。これで次回からは顔パスで施設に入れます。

これで「ATL客員研究員」の正式登録手続き完了です。全部でだいたい15分から20分くらいかかりました。

ATLの予約してみよう

ATLを利用する場合は必ず予約する必要があります。予約フォームにログインして設備や機材の空いてる時間を確認して予約を入れましょう。

ちなみにATL客員研究員の正式登録後、すぐ施設を利用したい場合は、その場で予約も可能となります。最初はATLのスタッフが丁寧に教えてくれます。ボクもその場で予約させてもらいました。

予約は一枠最大4時間でそれ以上使いたい場合は連続で予約を入れることで可能となります。

ATLの施設と設備、レンタルVR機材をご紹介

wifi完備。進入禁止、撮影禁止エリア以外の画像はSNS投稿OKです。写真を撮る場合、禁止エリアが写り込まないよう気を付けましょう。

モーションキャプチャースタジオ

画像出典:ATL公式サイト

OptiTrak社の機材を備えた8m×4mのモーションキャプチャースペース。複数人でも同時にキャプチャー可能。専用のマーカーを取り付けられるスーツはS,M,L,XLのサイズがあるようです。

ちなみにボクがATLを利用した時は、女性の方がモーションキャプチャースーツを着て可愛い声を発しながら派手に動いてました。

モーションキャプチャースタジオの奥には「SIMVR(シンバ)」が設置してあります。

画像出典:ATL公式サイト

動く椅子「SIMVR」はVRのコンテンツと連動して稼働させることで、VR体験をぐっと高度なものにしてくれる体感ハードウェアです。SIMVR向けのコンテンツ開発もここで行えるようです。

こういう設備を無料で利用できるって本当にすごい。個人や小規模なゲーム開発チームとかすげー助かるんじゃないでしょうか。

クロマキールーム

背景だけでなく床や壁自体がグリーンになっているクロマキールーム。VRで流れている映像とそれを体験している人物の映像を合成撮影することができる。4K対応カメラ・PC付属。

VR開発大型ブース

バックパックPCを背負って、歩いたりなどの検証をしながら開発ができるブース。バックパックPC4台用意されています。

開発PCブース

開発PCブースは3つあってハイエンドPCが9台設置してあります。さらにすべてのPCにVIVEとコントローラー、ヘッドフォンが備え付けられていました。ベースステーションも設置済み。ちなみにPC本体はすべてサードウェーブ製(ドスパラ)のものでした。あんまり詳しくないけどたぶんキーボードはすごい高いやつじゃないでしょうか。めっちゃ打ち心地がよかった。

カフェ

カフェの中でドリンクやお菓子を買うことができます。水50円で激安!ちなみにカップラーメンはお湯がないのでお持ち帰り専用です。

フリースペース

優雅にくつろげるおしゃれなカフェっぽいフリースペース。独創的なアイデアも湧いてきそうな雰囲気です。カフェやフリースペースでは持ち込みの軽い飲食はOKとのこと。その他のエリアはフタ付きの飲料以外持ち込み禁止です。

フリスペースでの打ち合わせや会議は禁止です。図書館を利用する感覚で他の方に迷惑のかからないよう静かに利用しましょう。

ATLのレンタル機材一覧(ATLからの持ち出しは不可)

VIVE PROもレンタル可能!

Pepperくんもレンタル可能!

ATL利用ルール

・営業時間は平日10:00〜22:00(ただし最終入館時間は19:30まで)

・ATL利用するには必ずweb予約が必要。

・ATLへ到着したらフロア中央にいるスタッフに予約の旨を伝えて「ATL客員研究員」と書かれたIDを受け取る。

・帰る際はIDや借りた機材などを返却する。

・VRヘッドセットをかぶる際は備え付けのニンジャマスクを必ず利用する。

・私語は厳禁。周りの人の迷惑とならないように。

・基本的に機材の使い方などの説明はしてもらえません。わからなかったらググって自力で解決。

・PCにソフトのインストールは可能。(できればスタッフに申告してもらいたい)

利用した感想

ボクが利用した時は、利用者は3〜4人くらいだったでしょうか。もう贅沢に施設を利用できました。おしゃれな空間で設備を整っていていつまでもいたくなる空間でした。

こういう環境で開発できたら最高なんじゃないでしょうか。

「こんな素晴らしい施設を無料で開放してくれてありがとー!」って叫びたくなる感じです。

なぜこんなすごいVR施設を無料で提供するのか

そもそもなぜこんなすごい施設を無料で開放してるのか気になりますね。

先端のテクノロジーを活かして開発したい志の高いエンジニアの皆さんを応援したいという想いから、無料の開発スペースを公開することとなりました。

ATL公式サイト

大企業がよくやってる社会貢献の一環なのでしょうか。素晴らしい取り組みですね。

ATLで生まれたコンテンツは「ATL SHOWCASE」という公式サイトのページに紹介されています。

ATLのこの取り組みは長く続けて欲しいし、少しでも多くのVR開発者にATLの存在を知ってもらいたいですね。

 

アクセス

アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)

〒150-0012

東京都渋谷区広尾3−12−36 ワイマッツ広尾ビル4F (山種美術館と同じビル)

恵比寿駅より徒歩約10分

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